コーク材を使って壁紙の上手な塗り分けをしよう
室内壁の多くは壁紙が貼られている、しかも凹凸のあるタイプの物がほとんど。今回は壁紙の部屋を綺麗に塗分ける方法を紹介。
これを知っていれば塗端が綺麗にピシッ!っと仕上がります。水性なので手に付いても水で洗えば簡単に取れます。
「ボンドカベコーク ノンブリード」はF☆☆☆☆商品 カビが生えにくい「防カビ剤入り」 非塗装汚染タイプのノンブリード仕様 水性材料なので安心してお使いいただけます。
まず、コーク材の先端を尖った形にカッターナイフでカットしましょう。コークを壁に沿って打ちやすくする為に斜めにカットするのがポイントです。
穴の大きさの目安は爪楊枝が入る程度がよいでしょう。大きく開けすぎるとコーク材が出過ぎてしまいます。
部屋を全面同色で塗る場合は何も気にせず養生すればいいのですが、1面のみ色を変えるには、角で塗り分ける場合がほとんどなのでマスキングテープを壁の角に貼ります。
壁によっては既にコークが壁紙のつなぎで打ってある場合があります。その場合でもコークの隙間からペンキが漏れることがあるので打ちましょう。
※今回はペンキの漏れを見えやすくするために少しずらしてあります。
養生が完成すればコークを打ちます、粘度がある物なので握って絞り出す感じです。
量は3ミリ幅位が目安、打った後は「指」や「コーク慣らしヘラ」ですり込みながらコーク材を取り切るように上から下へと走らせます。
養生をはがす時に”キレ”をよくする為に固まりが残らない様にしましょう。
ポイントはコーク材を塗ったらすぐになすり込む作業を行ってください、塗ったままにしておくと表面が乾燥しダマになります。
壁紙側に余ったコークを濡らしたウエスで綺麗に拭き取ります。
乾燥が早いのですぐに拭き取りましょう、そのままにしておくと色を塗った時にコークの後が目立ちます。
30分程度で表面が乾燥するのでペンキを塗っていきましょう。
ペイントが完了したら、養生をはがしていきます。この時のマスキングテープをはがすコツは、はがす方向に向かってVの字になる様に鋭角にはがしていきます。
壁に対して直角にテープを引っ張ると”キレ”が悪いためコークが引っ張られる事があります。
今回の箇所の上半分をコーク有り、下半分はコーク無しで施工しました、壁紙の凹凸に沿ってペンキが入り込んでいるのがよく分かりますね。
■大きな凹凸のある壁紙でトライ!
マスキングテープだけではどうしてもペンキが入り込んでしまい、綺麗なペイントラインが出ません。
綺麗な仕上げを求めるのであれば、ひと手間かけてコークを入れるのも間違いではありません。入り角ではコーク材がクロスに残らない程度取りきりましょう。
今回取り上げた「ボンドカベコーク」は水性アクリル樹脂系エマルジョン形充てん材、F☆☆☆☆商品で安心してお使いいただけます。
ちなみに、「コーク」の呼び方は「ボンドコーク」「ジョイントコーク」「シール」とも呼ばれています。「コーキング」と呼ばれるシリコンコーキングは全く別の物なので使ってはいけませんよ、注意しましょう。
※「エラスコーク」と「ボンドカベコーク」は同等品です。
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