ウォーターセラミック ~驚異の表層強化材、国宝姫路城でも使われています~

世界遺産 姫路城の修復工事でも使われた アクアテック社”ウォーターセラミック”

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土・砂岩・レンガ・セメント・コンクリート、花崗岩や大理石などの硬石物、消石灰からなる漆喰(しっくい)等、今日まで建築・建造物の材料として使われ、これからも使われてゆくであろう貴重な建築材料です。全世界に無数とある建築・建造物には、これら材料が多く使われていますが、時間と共に風化・劣化し、当初の姿をとどめる事が難しくなります。

特に雨季のある地域での劣化は「生物劣化」が原因である事が多く、タイル目地、コンクリートの黒ずみ、大理石の侵食は「硫黄酸化細菌」や「バクテリア」「細藻類」による侵食が、主な理由であることが最近の研究で分かってきました。侵食が進むと、細菌等はその体積を増やし、膨張した際に材質を損壊させます。

建物を細菌から守る為に開発された”ウォーターセラミック”は、水よりも浸透性の高い性質があり、表層の少しだけ深いところに結晶膜を作り、水分の浸透を防ぐ事で細菌やバクテリアの栄養となる水分を絶ち、細菌の繁殖をなくすことで、生物劣化を防ぎます。また、すでに劣化が進行している建物にも、散布するだけでその進行を食い止める効果があります。

<ウォーターセラミックの効果>

● 外壁タイル、石材、コンクリート面の防湿・防水性能の復旧と向上
● コンクリート、石材表面の劣化回復とその強化
● カビ・汚れ・藻の付着防止
● 施工後のコンクリート表面等の色相・質感の安定
● 重要構造物の復旧・強化
● 幅0.01mmから0.1mm程度の細微ひび割れ部の補修

 

◆ウォーターセラミック性能実験

1991年11月、姫路城にて漆喰壁の黒カビが発生していた個所にウォーターセラミックを塗布。約20年経過した2011年11月に撮影された下記の写真の通り、ウォーターセラミック塗布部分の右側と、未処理部とで黒カビ発生に大きな差がみられました。
ウオーターセラミック姫路城

◆浸透性実験①

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粘土で作ったカエルの置物を準備、Aにハケ及び噴霧器を用いてウォーターセラミックを塗布、Bは無処理。

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アクリル容器に入れたカエルA、Bをプラスチックケースに入れ、水を注ぐ。カエルBは、すでに水が浸み込み濡れ色になっているが、カエルAは原形をとどめている。粒子の隙間が無機化合物により充填され、また疎水性も与えられているため、Aには水が滲みない。

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6時間経過しても、カエルAは全く変化が見られないが、カエルBは崩壊、土にかえってしまいました。

 

◆浸透性実験② 

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素焼きの鉢の左半分にウォーターセラミックを塗布、鉢に水を入れ2時間放置。塗られていない右半分は水分が染み出ていますが、左側の塗布部は水分が染み出ていません。
日本の名城百選にも選ばれている世界遺産姫路城。平成の大改修の際に、瓦・漆喰の表層剤として、ウォーターセラミックが採用されました。

図17

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塗料では無いので、蓄圧式の噴霧機やローラー・ハケでの施工となりました。

多くの実績を残している”ウォーターセラミック”。
量販店で買えるものではありません。ペイントナビだからこそ提供できる商品です。

 

ウォーターセラミック 施工例

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 施 工 事 例 】

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